一人一人の輝き
みんなそれぞれ


今年の我が校の人権学習の担当の方に
「どうにかして〜」と泣きつかれました。

それから、頭のぐるぐるを経て
たどり着いたのが、私の大切な友人の存在でした。

共通点がいろいろあって、しかも今生き方の転換期を迎えている彼女の話を
中学生に聞かせてやりたいなあって思いました。

しかも、今年の「人権作文コンテスト」の最優秀賞の一つに選ばれた作品は
彼女の娘さんの作品。
お母さんのことを書いた作品です。

人権学習で彼女を迎える前に、
各クラスで、この作文を読んで人権のことを考えることになります。

許可を得たので、娘さんの作品をご紹介します。

「身近にある人権」
 幼い頃から私の周りには、障害を持っている子がいました。知的障害を持っている子でしたが、おままごとをしたり、おにごっこをしたりして、保育所、小学校とよく遊んだのを覚えています。それは私にとっては当たり前のことでした。だから、小学3年生の時に障害者への差別の話を聞いて信じられない思いになりました。私にとっては、大切な友人です。大きな憤りもかんじました。
 そのときはなぜ差別をする人がいるのかが分かりませんでした。学年があがっても、結局理解できずに中学生になってしまいました。
 数ヶ月前、母に尋ねられました。「人権って、何だと思う?」私は心の中の思いをそのまま言いました。

 「普通の人と同じような生活を普通じゃない人も送ることだと思う。」
 「じゃあ普通の人って何や?障害をもっとる人は普通じゃないん?」

そう聞かれてはっとしました。私は知らない間に、心の中で健常者と障害者を普通の人、普通じゃない人という風に分けてしまっていたのです。とてもショックを受け、自分自身が嫌いになりました。また自分を責めました。そしてなにより、障害を持っている方々に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
 今年の5月頃から、母がよく会社を休むようになりました。母は生まれつき目が弱く、網膜剥離などの手術を何度かしているので、目の調子が悪いのかなと思っていました。しかしある日、母は私に言いました。
 
 「お母さんね、目の障害者の認定を受けたんだ。」

あまりにも突然でとても驚きました。目が良くない事を知っていたけれど、それほどだとは思っていなかったのです。母は両目で見える視野の範囲が障害のない人より、2分の1以上欠けていると言っていました。もしかしたら、数ヶ月前に人権の事を私に聞いたのは、このためだったのかなと思いました。母の心の中を思うと、自然に家事を手伝い、疲れさせないように手助けしたい気持ちになりました。しかし、母は全く変わりませんでした。今、IT関係の仕事に就いていますが、目に負担のかからない仕事を見つけようとしています。カウンセラーの資格を取ったり、心理学を学んだりと色んな事に努力しています。さらに、以前から行っていた社会貢献活動に対しても、自分が障害を持ったことにより視野が広かったのか、すべての生き物が共存できる社会を目指してより積極的に活動に参加しています。そんな母を見て手助けどころか、逆に今まで以上にがんばっているように思いました。
 私は母のおかげで、前まで自分自身と障害を持っている人との間に作ってしまっていたけれど、障害を持っている人は特別でも何でもない。皆と同じなんだという事に気づくことができました。
 今、私のように知らずに知らず障害をもっている人と自分とを壁で隔ててしまっている人がたくさんいるとおもいます。しかし、背が高い人や低い人、足の速い人や遅い人がいるように、障害を持っている人、持っていない人もいるのです。一人ひとり皆違う、それに少しでも多くの人が気づくことができたなら、より良い、「人権」が当たり前にある社会を築くことができるはずです。そしてそのような社会を築けたなら、母が目指している社会を作ることができたことにもなると思います。母と私の目指す社会が来ることを願って、私はまず母が行っている社会貢献活動に参加したいと思い、行動しています。そして今、私が思うことをたくさんの人に伝えいきたいです。


以上、作文全文です。

自分の赤


今年は、他の仕事についた私に思いもかけずに訪れた
人権学習の仕事。
仕事なんだけど、私のとっても伝えたいことが選べて
そして、自分自身が楽しみにしている仕事でもあります。

急な依頼をとまどいながらも受けてくださった彼女と
どんな学びを中学生に提供できるのか。
楽しみで、仕方がありません。

木々


もうすぐ、紅葉の最盛期を迎えようとしているもみじを眺めながら
それぞれの色、それぞれの輝きがあってもいいって
認められる関係があちこちでできればいいなあって思っています。
その土台を中学時代に作ってあげることができたら
素敵な社会にきっときっとなると思います。

突然のお願いに伺った日、
久しぶりにいろんな話をして、あちこちに話が飛び歩いて
帰ろうと外に出たら、
大きな丸い月が出ていました。

月夜


いろんな段取りがスムーズに進んでいるので
きっと、こうなることになっていたんだわって
一人密かに喜んでいる私です。

【2007/11/28 21:46】 | 未分類 | コメント(6) |
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コメント
もうまったく予期せぬお話でしたv-405
私でよいのかな〜とものすごく思っています
でも、私が信頼している由美子さんの依頼だ
いいかげんな中途半端な気持ちでテキトーに話を持ってくる人ではない
由美子さんの、自分がその依頼先になっているなんて、
大変信じがたい!! 
だけど
私が娘に伝えてきたこと、これからも伝え続けることを
一人でも二人でも良いから
娘と同じ年代の子どもたちに伝えることができたら
どんなにうれしいだろう と思う
由美子さんの学校は、うちの会社の地場です
会社にも話を通して了解が得られていますので
あの会社の社員としての顔も付け加えたいです
(子どもたちにとっても、ちょっと身近かな?)
一人の親として、
その前に自分も人の子として
ハンディキャップをもつものとして
一会社の社員として、社会の一員として
地球・宇宙のなかの一つの生命体として
いまここに生きていること
まわりのものと共に生かされていることへの感謝と責任
そして、誰もがその人だけがもっている役割があり、
誰もが大切な存在であること(人だけじゃないけどね)
そんなようなことのさわりだけでも
伝えられたらいいのになーと思っています
どう伝えるかは、また相談させてくださいね
これからもお世話になります
どうぞよろしくお願いいたしますm(..)m









【2007/11/30 00:20】 URL | OLIVE #-[ 編集]
先日、千葉県で日本で始めて「障害者差別条例」が7月?から施行されたとテレビで知りました。経緯は詳しくわかりませんが、「条例作って
どうするの?」が第一印象でした。いま3時間の
特集していますが...。
研究員の最近の会合で「あなたは研究員ではなくて活動でしょ。研究員としての提言とは性質が
違う」云々で多少ヒートアップしました。子どもが知的障害児の親の方もいるのですが、今後の
議論の進め方について温度差という言葉がよく
出てきます。
先日、プールのジャグジーで中学生に話しかけられ30分ほど障害や政治について話しました。
彼も片方はほとんど視覚がないと言ってました。両目が見えない人はどんな仕事できます?
かと聞いてみました。
(28日の北国の夕刊の地鳴りに水泳大会のこと書きました)
【2007/12/01 21:20】 URL | アキヒコ #-[ 編集]
♪OLIVEさん
 私も何人も頭をぐるぐる駆け回った結果
 そこに到着しました。
 そして、準備を始めると
 まるでそうなることになっていたように
 着々と話が進んでいます。

 どうぞどうぞよろしくお願いいたします。

【2007/12/08 16:12】 URL | 由美子 #-[ 編集]
♪アキヒコさん
 机上の空論に感じてしまうことがあるのでは?
 あんまりヒートアップしすぎて
 もめないでよ〜

 プールで中学生との会話
 とっても嬉しいです。
 なんだかとってもいい感じ。
 やっぱり人と人は会話ですよね。
【2007/12/08 16:28】 URL | 由美子 #-[ 編集]
「言葉」について
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2007120902070810.html
障害児
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20071205/142373/?bzb_pt=0&bzb_pt=0
昨日は研究会の集まりでした。簡単に。
・外国人雇用と障害者雇用の代替
・成果主義でチーム力から個人力での仕事への偏重に対して職場に障害者を入れることで助け合うという力を期待している経営者も居るとか。
【2007/12/14 10:11】 URL | アキヒコ #-[ 編集]
♪アキヒコさん♪
 研究会報告ありがとうございます。
 OLIVEさんも企業の中でのあり方には
 きっと何かご意見がありあそうな感じですよ。
 
【2007/12/16 16:47】 URL | 由美子 #-[ 編集]
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